鉄筋工に必要な資格はある?

建設業にはたくさんの国家資格・民間資格がありますね。
もちろん、資格の取得が絶対というわけではなく、なくても仕事には携われるのがこの業界の特徴です。
ただ、この業界に足を踏み入れたことが一度でもある方は、「この資格はとっておいたほうがいい」と講習を受けたり、試験勉強をしたことがあったのではないでしょうか。

今回は鉄筋工が仕事に関わるなかで有用な資格についてまとめてみましたので、取得が簡単な順番に紹介したいと思います。
将来的に鉄筋工事に関わりたいと考えている方は、取得を目指してみてはいかがでしょうか。

■玉掛け

玉掛けは建設業に携わる職人なら必ずといってもいいほど取得する一般的なもの。どの現場でも使える資格です。
玉掛けはクレーンのフックに荷を掛けたり、外したりする作業のことですが、資格が必要となります。なぜかというと、間違った手法で行うと死亡事故につながるなどの危険性があるからです。
とはいえ、こちらの資格は教習センターで講習を一通り受け、教わったことを筆記試験と実技試験でそのまま再現すれば比較的簡単に取得できます。

受験資格:18歳以上
難 易 度:★☆☆☆☆(やさしい)
合 格 率:約95%(通年)

■鉄筋施工技能士 

鉄筋工は資格が必要な職業ではありませんが、こちらの資格を持っていると、将来的なキャリアアップや給料アップが望めます。
とくに公共工事は、「1級鉄筋施工技能士が現場にいないといけませんよ」という決まり(義務)があるので、持っている人が一人もいないと工事ができないことも。そのため、鉄筋工全体で取得が目指されている国家資格です。
1~3級があり、仕事をするうえで有効になるのは2級以上とされています。
玉掛けと同じく、実技試験と筆記試験がありますが、実技試験は鉄筋施工図作成作業と鉄筋組立て作業から1つを選択して受験します。

受験資格:1級……7年以上の実務経験(2級合格者は2年、3級合格者は4年)※学歴によっては実務経験年数変動
     2級……2年以上の実務経験、または3級合格者 ※学歴によっては実務経験不要
     3級……誰でも
難 易 度:★★★☆☆(普通)
合 格 率:全級52.6%(2020年)

■登録鉄筋基幹技能者

登録鉄筋基幹技能者は、現場の鉄筋工をまとめる上長としての役割を担います。
工事に直接関わるほかに、鉄筋工の指示や指導、安全管理や施工管理も行う、いわば鉄筋工のゴール地点といえる強い資格です。
こちらは2日間講習を受けて、3日目最終日の修了試験に合格する必要があります。
取得にはいくつかの条件のほか、取得後も更新講習を受ける必要があり、うっかり更新を忘れるとまた最初から取得しなければなりません。

受講資格:・1級鉄筋施工(組立て)技能士であること
     ・労働安全衛生法第60条(施行令第19条)による「職長教育」+「安全衛生責任者教育」、
      または「職長・安全衛生責任者教育」を修了していること
     ・鉄筋に関して10年以上の現場施工経験
     ・鉄筋工事の現場施工において、「職長教育」の修了後3年以上の職長経験
難 易 度:★★★★☆(やや難しい)
合 格 率:不明

■まとめ
建設業界には多くの資格がありますが、今回は鉄筋工としてキャリアを積むことに限定し、有効な資格をご紹介しました。
建設業には多くのキャリアパスがあります。これらの資格取得や鉄筋工事にこだわらず、今後どのように働いていきたいかをじっくり考えて、建設に精通した建築施工管理技士などの高度な資格にチャレンジしてみるのもいいでしょう。

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